自分自身の介護費用をためていない人は77.8%! -オヤノコトネット調べ

“親のこと支援”ポータルサイトを運営する「オヤノコトネット」はこのほど、「介護の備えに関するアンケート」の調査結果を発表した。この調査は、同社が7月14日~15日に開催した「オヤノコト.エキスポ2012」にて、来場者356人に記述式アンケートを行ったもの。回答者の性別は男性48.6%、女性51.4%。年齢は10歳~84歳で、40歳~64歳が全体の63.8%を占めた。

「自身が要介護状態になった場合を想定し、不安なことや気になることがあるか」を聞いたところ、70人が「介護費用や生活資金などの”お金の不安”」があると答えた。

「自身が要介護状態になることを想定して備えていること」という問いでは、「介護保険等の社会保障制度に関する情報収集」をしていると答えた人がもっとも多く36%だった。「介護費用の貯蓄」については77.8%が行っておらず、介護費用の備えとして「民間の介護保険への加入」を行っている人は9.8%に止まった。

つまりは、要介護状態になったら介護の費用について不安があるものの、そのために貯蓄をしているかどうかといわれると、ほとんどの人がしていない、ということです。

実際のところ、40~64歳の年齢層が中心で、あまり切実な問題として考える機会が少ないのではないでしょうか。

ただ、現役世代のうちにどれだけ老後の資金を備えていけるか、また、それを効率的に運用していけるかが、今の時代には重要になります。

まずは、どのくらいのお金が必要になるのかを具体的にしていくことを考えること。

そして、介護についての関心を持っていただくことが重要ですね。