現役ケアマネジャー1000人に聞く”介護に対する不安”、1位は「介護にかかる費用」

 

ケアマネジャーの支援を行うインターネットサービスの「ケアマネジメント・オンライン」の会員で、1年以上の経験があるケアマネジャー1004名を対象に、保険会社大手のソニー生命は「介護にかかる費用等に関する調査」を実施。その結果を公開した。「介護にかかる費用等」について、現役のケアマネジャーはどのような不安を抱いているのだろうか。
要介護高齢者やその家族が介護について最も気になっていることは、「介護にかかる費用」(76.3%)で、「介護サービスの種類(48.5%)」、「介護を受けられる方の身体状況(28.0%)」を上回る結果となった。

一方で、職務として公的介護保険の要の役割を担うケアマネジャー自身も、将来自分が介護が必要な状態となった場合、費用面での不安を強く持っているようで、「とても不安」と「やや不安」を合わせた90.8%が「費用面で不安を感じる」と回答している。

 

ケアマネジャーといえば、介護保険の要ともいえる専門職。
そのケアマネジャーがもっとも不安として抱いているのは「介護にかかる費用」ということです。

お金がなければ介護ができない、ということはありませんが、
お金があるということで、利用できるサービスや施設などの範囲が大幅に広がります。
いざというときに使えるお金を利用者が持っているかどうかということは、ケアマネジャーとしては気になる部分です。

そして、ケアマネジャー自身も老後について、費用面での不安を感じるという回答が90%を超えるという驚異的なデータです。
ケアマネジャーとして業務を行っている中で、お金の重要性を強く感じているということでしょう。
ケアマネジャーがここまで言うことからも、介護の費用というのがいかに重要な問題かというのがわかります。