終活。自分の人生の幕引きは自分で。

ここ数年、人生の最後をどう過ごしたいか、自分の財産をどのように分配したいか、どのような葬儀を希望するかといった、
人生の幕引きの準備を自ら行う「終活」が人気を集めています。

葬儀について考える

この終活という言葉の認知もかなり浸透してきており、
45歳~79歳男女1,000名を対象に行った調査では
この「終活」という言葉の認知度は90%を超えていたそうです。

<葬儀・終活に関する意識調査>「終活」自体は9割以上に認知されるも、家族で「終活」を話題にするのは約3割。

●9割以上が「終活」という言葉を知っているが、実際に終活を行っている人は半数程度。
●家族で「終活」について話題にすることがあるのは約3割。男性より、女性の方が割合が高い。
●多くの人が、葬儀の後で故人にまつわる困りごとに直面。
●葬儀会館で葬儀や終活に関するセミナーや専門家による相談会が行われていることの認知は約4割。

(調査:株式会社公益社)

認知されてきた終活。でも、家族と話題にすることはなく

調査結果からもわかるように、
実際に終活を行っている人はおよそ5割、そして家族と話題にすることがあるのは3割。
一般的に、女性よりも所有している財産が多いはずの男性の方が終活の話題をすることが少ないという結果でした。
家族での会話が少なかったり、まだ自分は大丈夫といった楽観的な見通しや、プライドなども影響しているのでしょう。

ただ、いつ認知症になるか、いつ不慮の事故に巻き込まれるか、
その日はいつやってくるのか誰にもわかりません
定年退職という一つのライフスタイルの変化の時期をきっかけに整理を始めていく、
終活を始めるというのが今後は多くなっていくでしょう

むしろ、それを積極的に社会全体で推し進めていくことも重要だと思います。

人生の幕引き、それはいつやってくるかわからない。

葬儀の費用、わからないことだらけ

実際、終活を始めようとしても、わからないことだらけです。
葬儀の費用も地域性などにもより、かなり地域差が大きいというのが現状です。
互助会などの加入率なども地域差がかなりあります。

もちろん、介護にかかる費用についてもそうですが、
それ以上に葬儀などについては費用には地域差があり、そして比較が難しいといえます。
そして、相談する相手も介護の場合であれば公正中立な立場の相談援助職としてケアマネジャーがいますが、
葬儀の場合は葬儀社から派遣される担当者との打ち合わせで決定しなければならず、言い値で物事が決まることが多くなります。
葬儀にかかった費用にあとから後悔や疑問が残ることが多いのも当然でしょう。

葬儀会社やお寺などで地域向けに終活セミナーを行っているところも多くなっています。
また、自治体でも終活についての説明会などを積極的に行っているところも多くなりました。

どう生きたいか、そしてどう死にたいか
個人として意思を明確に表示することは残される家族にとっても大きな助けになります

そのための情報収集がまずは第一歩です。
定年退職をしたらもう終活を始めるのに早すぎることはありません。

ぜひ情報のアンテナを広げて、できるところから終活をはじめていきましょう。

まとめ

  • 「終活」という言葉の認知度は9割を超えるものの、実際に行っている人はまだ少ない。
  • 介護費用よりも葬儀費用は公正中立な相談相手を得にくく、言い値で決まってしまうため、かかった費用に疑問や後悔が残りやすい。
  • 葬儀会社・寺社・自治体などで終活セミナーなども多く開かれるようになり、情報収集をすることもできる。
  • 定年を迎え、ライフスタイルが変わるときを終活のスタートとして位置付けることが社会全体として必要ではないか