増える紙おむつの消費量、支出は増大、家計のピンチ

今回紹介するのは紙おむつの買い方です。

排泄がトイレでできなくなると、活躍するのが紙おむつ。

ただ、やはり紙おむつの消費が増えると、支出もばかになりません。

一日4回紙おむつを交換することを前提に、テープ式紙おむつが一日4枚と計算していくと、一か月で紙おむつ120枚が必要になります。

そして、テープ式紙おむつの20枚入り1パックの値段が2,000円だとして、一か月で紙おむつにかかる費用はなんと12,000円にもなります

介護サービスや医療費にもお金がかかる介護家庭で、これだけの出費はやはり痛いですよね。

そんなわけで、紙おむつにかかる費用を抑えるには。

紙おむつでも怖くない家計の節約術を紹介します

紙おむつよりもパットタイプを活用

先ほどもお伝えした通り、テープ式タイプの紙おむつは吸収性も高く、漏れも少ないのですが、いかんせん高いですよね。

そこで、パットタイプを併用します。テープ式紙おむつの中にパットタイプのオムツをすることで、尿をパットで吸収させます。

パットのみの交換で済めば、経済的にも非常に助かります

パットにも長時間用や薄型、男性用など、様々な種類がありますので、適したパットを選ぶようにしましょう。わからないときはホームヘルパーさんや訪問看護師などに相談するといいでしょう

一日にテープ式紙おむつの交換が1回になり、残りの3回はパットの交換のみになれば、それだけでも費用の負担はぐっと少なくなりますよね

どこで紙おむつを買うか

さて、それでは紙おむつをどこで買うか。少しでも安く買えるお店はないかと主婦の皆さんであれば気になるところだと思いますが。

コンビニ・スーパー・ドラッグストア・ホームセンター

大人用紙おむつも最近はいろんな場所で購入できるようになりました。

コンビニでも買えることがあります。少量入りのパックになっているのでやっぱり割高ですよね。

ドラッグストア

大手のドラッグストアやホームセンターなどの量販店では比較的安く購入することができます。荷物になるので、持ち運ぶのはちょっと大変かもしれませんが、現実的にはこういった場所で購入する方が多いように思います

福祉用具業者による販売

要介護状態でベッドでオムツ交換をするようであれば、レンタルで介護用ベッドを利用していたり、車椅子を利用していたりと、福祉用具の業者さんが関わっていることも多いと思います。

こういった福祉用具の業者さんに頼んで購入することもできます。

自宅まで届けてくれるので、運ぶ手間はありません。

ただ、親切な福祉用具業者さんはあまりこの方法を勧めません
理由はちょっと割高になるからです。
それでもいつもよくかかわってくれている馴染みのある方に自宅まで届けてもらえるという安心感や気楽さということを考えたらこの方法も悪くはないと思います。

インターネットショッピング

結論を言うと、これが一番のおすすめです。

まずは価格を比較して購入できること、そして種類も豊富なこと。さらに無料宅配のお店もあります

それだけではありません。

インターネットショッピングの場合の最大のメリットはまとめ買いできるということです。まとめ買いすることで価格はかなり安くなります。家の中に紙おむつの段ボールを置いて置くスペースがあるのであれば、ぜひ箱買い・3箱買いなどのまとめ買いをすることをお勧めします。

さらには、アマゾンでいえば定期おトク便などのような定期配送のサービスを利用することで10%オフや送料無料などの特典を受けることができます

ネットショップ

ということで、インターネットショッピングを活用することが安く購入するためには最良の選択肢・・・

それ以外にもこんな方法もあります。

メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションを活用

実は紙おむつ、メルカリなどのフリマアプリを見ると結構出品されています。

大量購入したけれど、サイズが合わなかった。施設に入所したので紙おむつが必要なくなった。お亡くなりになった。といった理由で紙おむつが大量に余ってしまう場合があります。

そんなとき、フリマサイトに新品未使用の紙おむつを出品する場合があります

フリマサイト

メルカリ
https://www.mercari.com/jp/

送料やシステム利用料などもかかることを考えればそれほど安くは変えないかもしれませんが、ジモティーのような地元で引き取りができたりする場合であれば送料もかからず受け取りができますね。

そして次は利用できる条件に該当すればですが・・・

市町村による紙おむつ支給

市町村で紙おむつを支給する場合があります。

これは介護保険のサービスではなく、市町村が独自に行う事業で、主に低所得者を対象としています

非課税や生活保護世帯などを対象に、介護度などによって紙おむつを無料で宅配するというサービスです。

市町村によっても異なりますが、二か月に一回など、定期的にご自宅に希望する紙おむつが配送されます。

配達

無料で宅配もしてもらえるわけですから、まずはこの支給条件に該当するかを確認することをお勧めします

該当しないようであれば、それ以外の方法で紙おむつを購入することになります。

紙おむつの医療費控除は

紙おむつを使用する場合、医療費控除の対象になります。

医療機関による紙おむつ使用証明書が必要になりますが、2年目からは証明書は不要になります。

医療費控除を受けることで紙おむつの費用が所得から控除されます。

対象になるかどうかわからない場合でも、必ず紙おむつのレシートは捨てずにとっておくことをお勧めします。

以上、今回は紙おむつを賢く買う方法、少しでも紙おむつ代を安く済ませる節約術について紹介しました。

介護を賢く、家計にやさしく、介護費用についてのヒントをこれからもお届けします。