Category介護サービス費用

介護サービスを利用する上で必要な費用を紹介します。

福祉用具レンタルにかかるお金(介護用ベッド)

介護保険では福祉用具のレンタル利用にも給付が認められています。

特に利用者が多いのが介護用ベッド(特殊寝台)です。
この介護用ベッドですが、モーター付きのベッド本体・マットレス・ベッド柵が3点セットになっていると考えるといいと思います。

まず、ベッド本体ですが、これにはモーターの数が1つのものや2つ、3つのものがあります。
背上げ機能・高さの上げ下げを行う機能・足上げ機能があり、必要な機能を考えて、
背上げができればいいから1モーターにするとかいった具合に商品の選定を行います。

マットレスは、本人の体の状態によって選定します。
たとえば、ある程度体の自由がきいて自分で起き上がって立ち上がったりするのには
ある程度クッションが反発した方が移動がしやすくなります。
それとは逆に、寝たきりの状態で床ずれがあったりする場合は、エアマットレスなどクッション性の高いものを選びます。

柵は、何カ所設置するか、可動式のバーのついた柵にするかなどを選定します。
それ以外にも、サイドテーブルなども付属品として利用できます。

それぞれの商品の選定を行いますので、料金の目安と言うのはなかなか難しいところですが、
最低でも合計850円くらいにはなると思います。
エアマットレスなどになると、当然レンタル料金も高くなります。
ついでにエアを電気で入れているので電気代もかかります。

レンタル代は毎月かかってきますので、
必要な機能・必要な商品を賢く選ぶことをお勧めします。

 


短期入所(ショートステイ)にかかるお金

ショートステイの費用はどのくらい在宅で生活をしながら、一定期間特別養護老人ホームなどの施設に利用者を預かってもらうというのが短期入所介護、
一般的に言われるところの「ショートステイ」というものになります。
同居家族の介護疲れの軽減を目的としたり、冠婚葬祭や旅行などの際に利用することが多くなります。
それ以外にも、自宅のリフォームや工事をするのでその間の生活の場の確保や、
家族が怪我や病気により介護ができない間の対応など、様々な場面で利用されます。

利用料金についてですが、まずは介護保険上の料金から説明します。
介護保険での料金はまずデイサービスなどと同じように要介護度によって分類されます。
基本料金でいえば、要支援1であれば、最低でも一日485単位。要介護5であれば959単位です。
さらに、利用する部屋の種類が、個室か多床室(大部屋)かによって料金が異なります。
機能訓練や看護体制などによっても加算が違います。

ショートステイに関しては、介護保険の料金以上に、介護保険対象外の自己負担の金額がかなり大きくなります。
個室になれば居住費(部屋代)が2000円近くかかったりします。
それに加えて、食費、日常生活費などがかかります。
そうなると、なかなか気軽にはサービスを使えないなぁ、と思う方も多いかと思いますが、
市民税が非課税な方や、前年の所得が少ない場合は、
負担限度額認定証の申請をすることで、居住費や食費の軽減が得られます。
1段階から4段階までに料金が分類され、
場合によっては介護保険の金額などを含めてもトータルで半額近くに自己負担を軽減することができます。
適用されるかどうかの条件については、市町村の介護保険担当窓口やケアマネジャーさんにご相談ください。

 


通所リハビリテーションにかかるお金

通所リハビリテーションは、老人保健施設や病院などで提供されるサービスで、
理学療法士などのリハビリ専門職によるリハビリ指導を受けられる日帰りの通所サービスです。

デイサービスとの決定的な違いは、設置できる施設が老人保健施設や病院などに限られることと、
リハビリの専門職が必ず配置されているということになります。

費用については、デイサービスと比較するとだいぶ金額は高くなります。
ただ、単純に比較ができないのは、利用時間が異なるためです。
平成24年4月の制度改正の際に、デイサービスの時間の枠組みが変更になったため、
デイサービスでは7時間程度で提供する事業所が多くなっています。
それに対して、通所リハビリでは6時間程度で提供する事業所が大多数です。

要介護1の方が、6時間でデイサービスと通所リハビリを利用する場合、
・デイサービス(通常規模)  602円~/日
・通所リハビリ 671円~/日
となります。

これに加えて、運動機能のプログラムの実施などによる加算がつきます。
また、通所リハビリの事業所では、利用するタオルなどの利用料金(クリーニング代)などを請求するところも多いので、
介護保険外の料金も確認しましょう。

それと、通所リハビリを利用する場合には、主治医の診断書が必要になる場合がありますので、
利用開始には診断書の発行料なども必要になることを覚えておきましょう。

ただ、通所リハビリの時間数もより短時間で集中的にリハビリを行うように適正化するべきという方針から、
長時間の通所リハビリの金額は引き下げられていますので、
今後の改定時には、長時間の通所リハビリはもっと利用しやすい金額になるかもしれません。

最近はデイサービスでも運動機能回復をメニューとして取り入れて理学療法士などが勤務している事業所が増えているので、
通所リハビリだけではなく、デイサービスを利用するなど選択の幅は広がっているかと思います。
まずは見学などをして、自分に合った事業所を探しましょう。


訪問看護サービスにかかるお金

訪問看護サービス利用にかかる費用について続いて訪問看護サービスにかかる費用についてです。

訪問看護サービスは自宅を看護師(もしくは理学療法士・作業療法士などのリハビリ専門職)訪問し、
必要な健康管理や機能訓練を行うというものです。

上手に使うことで健康管理だけでなく、不安の解消などにも非常に役立つサービスですが、
料金はかなりかかります。

たとえば、30分程度の訪問の場合、最低でも472円の料金がかかります。
都市部では一回当たりで500円を超えてしまう計算になります。
訪問介護でホームヘルパーが30分程度の身体介護を行ったとしたら260円、
家事の仕事をする生活援助だったら45分でも190円程度にしかならないので、
いかに訪問看護というサービスの費用負担が大きいかがわかります。

それだけ看護師という職種が人手不足なのはわかりますが、
費用負担のことを考えると、どちらかというとあまり気軽に利用できるサービスとは言えないですね。

なので、たとえば入浴の手伝いをしてほしい、という場合に、
もし入浴中の発作の心配だとか、血圧の変動による意識消失などの心配など、持病による入浴での危険度が少なければ
看護師ではなく、訪問介護のヘルパーさんに頼むというのもひとつの方法です。

また、訪問看護の事業所では、24時間体制の加算を算定している事業所も多く、
事業所にこの緊急対応の体制があるというだけで最低でも540円の追加料金が発生します。
緊急対応をしたしないに関わらず、です。
もちろん、緊急対応を行うことがあればそれに応じて訪問看護のサービスとしての追加料金が発生します。

それ以外にも加算が多く、
訪問看護を利用する場合は特に慎重に費用負担を検討することをお勧めします。