高額医療・介護保険の支援制度を知らなかった市

 茨城県つくば市は24日、医療保険と介護保険の1年間の合算自己負担額が一定額を上回った場合、その分を現金で支給する「高額医療・高額介護合算制度」を、国が制度を設けた2008年から今年3月まで認識しておらず、対象者に全く支給していなかったと発表した。

 未支給対象は08~13年度の6年度分(14、15年度分は算定前)で約110世帯。未支給額は約410万円に上り、1世帯当たり数百円から最高で約36万円。同市は、対象者と金額を確定させた上で全額を支給する。3月2日、市民から問い合わせがあり発覚した。事務を担当する同市国民健康保険課によると、通常、新制度ができた時点で県などから連絡があるが、認識できなかった経緯は不明。

6年間、知らなかったで済まされる話ではないですよね。
高額医療・高額介護合算制度なんて、国民健康保険課だけでなく、介護保険担当部署もケアマネも知っていて当然のものですけど、
それを誰も気がつかないというのは理解に苦しみます。
支給実績などを報告することだってあるはずですし、それでも気が付かないというのはどう考えてもおかしいですよね。