認知症の鑑定費用は

明らかに認知症が進行している状況で、それを証明するためのものといえば鑑定書になります。
これは成年後見の手続きをするためであったりとか、
それ以降に作成された遺言書の効果を無効にするためであったりとか、
本人の財産を守るためには大きな価値を持ちます。

ただ、鑑定費用が高くつくことを心配される方もたくさんおられ、
20万円かかると言われたりとか、
鑑定の申し立てた人が全額負担しなければいけないと言われたりして、
尻込みしてしまったという話もよく聞きます。
実際、鑑定自体にかかる費用は半数以上は5万円以下なのだそうです。
また、鑑定にかかる費用も、認知症の本人の負担として認められる場合もありますし、
自治体によっては成年後見制度の利用助成制度が利用でき、費用負担が軽減される場合もあります。

ただ、これ以外に診断料もかかりますので、
やはりまだまだ成年後見制度も利用するには壁の大きな制度であると感じます。